【健康】自宅で栽培中のペパーミント~主成分メントールに驚異的な健康効果

2021年6月22日火曜日

健康 今日の食卓

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【今日の食卓】夕食のブリとエビフライの上に、見たことがある葉がある。
サルちゃんが植えたペパーミントだった。
調べたところ、ペパーミントには驚くべき健康効果などがあることがわかった。

■ペパーミントの栽培

食べてみると、ほんの2~3枚で、かなりの爽快感がある。
もしかすると、パクチーが苦手な人は、これも苦手かもしれない。
ちなみに、ペパーミントもパクチーも、ゴキブリが嫌う植物だという。

ペパーミント(Peppermint)は、シソ科ハッカ属の多年草で、和名はコショウハッカ、またはセイヨウハッカ。
スペアミントとウォーターミントの交雑種であるといわれる。

雑種以上に繁殖力が強く、地下で爆発的に増えるという。
そのため、他の植物との共存には注意が必要となる。

■昔から「薬」だった

ネット上で調べると、あまりにも色々な「効果」があると書かれていて、「ほんとかな?」と思えてくる。
たとえば、風邪の引きはじめ、乗り物酔い、胃の不調、etc。

調べてみると、ヨーロッパでは古くから軽い病気の薬として、健胃、吐き気止め、けいれん止め、発汗を促し体を冷やす、病後の回復などの目的で使われたとある。

ただし、忘れてはならないことがある。
ペパーミントは「添え物」程度に数枚の葉を料理に乗せる場合は、どれだけ健康効果があるとしても、過度の期待はしない方が良いこと。

■メントールの効果

ペパーミントは、メントール、精油成分、フラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールなど多数の成分を含んでいる。

ペパーミントには、メントールが50~60%も含まれている。
そして、強力な抗菌作用、頭皮の血管を拡張させる作用、肌に触れると冷たく感じる作用などもある。

また、覚醒作用と鎮静作用の両方があるという。
だが、ペパーミントを紹介したサイトの多くでは、そのどちらかしか書かれていないことが多い。

2016年の英国ノーサンブリア大学のマーク・モス博士を中心とする研究グループが行った実験がある。

180人の被験者をランダムに3グループに分け、それぞれ今の気分に関するアンケートを課すとともに、記憶力のテストを実施した。
その後、グループごとにペパーミントティー、カモミールティー、お湯をそれぞれ与え、20分の休憩を挟んでから、テストを再度行った。

すると、ペパーミントティーを飲んだグループは長期記憶・短期記憶・注意力などで著しい向上が見られたという。
カモミールティーを飲んだグループでは、リラックスして落ち着いた気分になったが、記憶力や注意力の低下が起きた。

こうしてみると、私のような研究や執筆を生業とする人間には、ペパーミントティーが向いているかもしれない。

ただし、これはペパーミントティーを用いた研究であって、ペパーミントの生葉自体に同様の効果があるかどうかは、今後探求する必要がある。


【参考サイト】

・ペパーミント(Wikipedia)

・若さの秘密:ペパーミント

・ペパーミントティーは人間の記憶力を「極めて明確に、著しく」向上させる


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ノンフィクションライターの百瀬直也が、健康・料理など、メディアが書かない内容も含む「食」と「健康」を探求するブログ。

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