【今日の食卓】夕食のブリとエビフライの上に、見たことがある葉がある。
サルちゃんが植えたペパーミントだった。
調べたところ、ペパーミントには驚くべき健康効果などがあることがわかった。
■ペパーミントの栽培
食べてみると、ほんの2~3枚で、かなりの爽快感がある。
もしかすると、パクチーが苦手な人は、これも苦手かもしれない。
ちなみに、ペパーミントもパクチーも、ゴキブリが嫌う植物だという。
ペパーミント(Peppermint)は、シソ科ハッカ属の多年草で、和名はコショウハッカ、またはセイヨウハッカ。
スペアミントとウォーターミントの交雑種であるといわれる。
雑種以上に繁殖力が強く、地下で爆発的に増えるという。
そのため、他の植物との共存には注意が必要となる。
■昔から「薬」だった
ネット上で調べると、あまりにも色々な「効果」があると書かれていて、「ほんとかな?」と思えてくる。
たとえば、風邪の引きはじめ、乗り物酔い、胃の不調、etc。
調べてみると、ヨーロッパでは古くから軽い病気の薬として、健胃、吐き気止め、けいれん止め、発汗を促し体を冷やす、病後の回復などの目的で使われたとある。
ただし、忘れてはならないことがある。
ペパーミントは「添え物」程度に数枚の葉を料理に乗せる場合は、どれだけ健康効果があるとしても、過度の期待はしない方が良いこと。
■メントールの効果
ペパーミントは、メントール、精油成分、フラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールなど多数の成分を含んでいる。
ペパーミントには、メントールが50~60%も含まれている。
そして、強力な抗菌作用、頭皮の血管を拡張させる作用、肌に触れると冷たく感じる作用などもある。
また、覚醒作用と鎮静作用の両方があるという。
だが、ペパーミントを紹介したサイトの多くでは、そのどちらかしか書かれていないことが多い。
2016年の英国ノーサンブリア大学のマーク・モス博士を中心とする研究グループが行った実験がある。
180人の被験者をランダムに3グループに分け、それぞれ今の気分に関するアンケートを課すとともに、記憶力のテストを実施した。
その後、グループごとにペパーミントティー、カモミールティー、お湯をそれぞれ与え、20分の休憩を挟んでから、テストを再度行った。
すると、ペパーミントティーを飲んだグループは長期記憶・短期記憶・注意力などで著しい向上が見られたという。
カモミールティーを飲んだグループでは、リラックスして落ち着いた気分になったが、記憶力や注意力の低下が起きた。
こうしてみると、私のような研究や執筆を生業とする人間には、ペパーミントティーが向いているかもしれない。
ただし、これはペパーミントティーを用いた研究であって、ペパーミントの生葉自体に同様の効果があるかどうかは、今後探求する必要がある。
【参考サイト】
・ペパーミント(Wikipedia)
・若さの秘密:ペパーミント
・ペパーミントティーは人間の記憶力を「極めて明確に、著しく」向上させる
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