【メディアタブー】日本人は知ってはいけない?糖質過剰があらゆる病気の元。『糖質過剰症候群』、清水泰行、光文社新書。
■『糖質過剰症候群』
『糖質過剰症候群』、清水泰行、光文社新書。
2019年に大腸がんを患い、その年の12月末に下行結腸を10cmほど切除した頃に読んだ。
2019/11/15に、このブログで『【健康】私はこうして大腸がんになった~癌になる7つの悪習慣と回復手段がわかった』と題した記事を書いた。
ここでは、私が大腸がんを患った原因として7つほどを挙げている。
その一つが、「糖質過剰」だった。
「糖質」とは、甘いものやご飯などに含まれ、「三大栄養素」の一つとされる。
だが、それはウソで、本来は人間にとって必須の栄養素ではないと、医師である筆者は解説する。
■糖質過剰の問題点
本書の内容の要点を、以下に挙げる。
・糖質が人類の体を蝕んでいる。
・糖質は人間に必須の栄養素ではない。
・糖質過剰は老化を促進する。
・脂質ではなく糖質を接種で太る。
・糖質過剰の飲料で脳が小さくなる。
・糖質がガンの栄養。
・米・飲酒・砂糖が認知症を早める。
・ガン、メタボ、認知症、うつ病、精神疾患、冷え性、頭痛、など様々な病気の元。
■糖質過剰の問題点
上記に挙げたことの多くは、一般の人々にとって「そんなこと聞いてないよ」だろう。だが、そこには「真実を知られてはマズイ」という食品大企業などの思惑がある。
甘いものや日本人が主食としている糖質が万病の元である悪者だとバレてしまっては、企業が成り立たなくなる。
そこで、そのような主張はメディアで流れないようにとの「力」が働く。
■人生が変わった?
この本で書かれていることは、現代の医学や栄養学に矛盾することもあると思われるかもしれない。
だが、SE歴25年で、現在は物書きとして働いている私は、「フェイク情報」にはそう簡単には騙されないという自信がある。
清水医師は「ソノサキ」を行く最先端の研究の成果に基づいているのであって、後になってそのことがわかってくるかもしれない。
著者の清水泰行医師は、新川新道整形外科病院(札幌市)で副院長として働く。
この本をもっと早く知っていれば、糖質過剰によって大腸がんを患うこともなかったかもしれない。
今は基本的に1日1食で、しかも夕食におかずだけ食べるという、普通の人々にとっては考えられない生活を送っている。
だが、この本を読めば、そのこともあながち無謀な行為ではないことがわかってくるかもしれない。
■本書の解説
参考までに、Amazonの本書の説明欄にあることを下記に貼りつけておく。
肥満や糖尿病は、糖質が原因と認知されつつあるが、
その他の多くの疾患も、元をたどれば一つの原因につながる――糖質の過剰摂取である。
医療の現場ではまだ少数派の考え方だが、研究成果は世界中で報告され始めている。
著者は七千を超える論文を参照しつつ、「糖質過剰症候群」という新しい概念を提唱。
裏付けのある形で様々な疾患(糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、がん、脂質異常症、アルツハイマー病、うつ病、骨粗しょう症、片頭痛、非アルコール性脂肪肝、緑内障、白内障、加齢黄斑変性などの眼科疾患、変形性関節症、五十肩、脊柱管狭窄症、サルコペニア、
甲状腺機能低下症、不妊症、子宮内膜症、乾癬、ニキビ、脱毛症、逆流性食道炎、難聴、パーキンソン病、前立腺肥大、頻尿……等々)と糖質過剰摂取との関係を説く。
大腸がんを患った後で、もう一つ私が身に付けた習慣は、「ビタミンD」だ。
今や我が家では、1歳から90歳まで全員ビタミンDを補給して、がん・風邪・認知症・感染症の予防にも役立っている。
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