近所の農家の無人販売でブルーベリーが200円で売っていた。
■無人販売
近所の農家で無人販売をしていて、100gくらいで200円で売られている。
試しに瓶に200円を入れて、買ってみることに。
帰宅して、洗って食べてみる。
よく売れていて、甘さと酸味のバランスが良い。
その後、もう1回買おうと無人販売所へ行くと、そこの農家のおばさんがいた。
「ブルーベリー、甘くておいしいですね」と言うと、「完熟したのを売っているので」という答え。
このように農家が直で販売するからこそ、できることだろう。
流通ルートに乗せる場合は、熟れすぎていると傷んでしまって売り物にならなかったりするので、通常は完熟前のものを出荷するのだろう。
■ブルーベリー発祥の地
じつは、ここ東京都小平市は、日本で初めてブルーベリーが栽培された発祥の地だ。
…ということは、小平市民以外にはどれだけ知られているのか。
日本における「ブルーベリーの父」とも呼ばれる東京農工大学の故・岩垣駛夫(いわがきはやお)教授が、はじめてアメリカから取り寄せた。
それは、暖地に対応する「ラビットアイブルーベリー」という品種で、日本の気候に適しているという理由だった。
岩垣教授は、ブルーベリーの栽培を生業にできる環境の実現を望んで、実家が農家である教授の教え子にその情熱を託した。
そして1968年、小平市にブルーベリーの木が植えられ、栽培が始まった。
それが、私が住む小平市花小金井に近い、花小金井南町の農地だった。
■ブルーベリーの栄養・健康効果
ブルーベリーは非常に栄養豊富な果物だ。
ビタミンEは、100gあたり1.7mg含まれている。
ビタミンEは、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、血管の健康を保ち、老化対策のために働く。
ブルーベリーは100gあたり、約0.5〜6.5gのアントシアニンが含まれている。
これはポリフェノールの一種で、苦味や渋み成分であり、これも抗酸化作用が期待される。
アントシアニンは、ブルーベリー、ぶどう、プルーンなどの果実や、紫いも、赤たまねぎ、紫キャベツ、赤シソなどの野菜類に含まれる。
目の健康やトラブル抑制に深く関わっているという研究もある。
また、ベリー類では亜鉛やマンガンが豊富に含まれていて、骨代謝、糖脂質代謝、運動機能、皮膚代謝などさまざまな代謝に関与している。
他にも、DNAのダメージを低減、心臓病のリスク低減、老化に関連した記憶障害を止める、集中力を高める、血糖値をコントロール、コレステロールの酸化防止、血圧を下げる…といった効果もある。
また、私は大腸がんを患って以来、糖質を制限しているので、糖質の量が気になる。
ブルーベリーの糖質は100gあたり9.6gで、果物ではリンゴやミカン並みで、バナナより低い。
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