食探三昧 by 百瀬直也 - 「食」の安全・健康・グルメ等を探求するブログ

ノンフィクションライターの百瀬直也が健康・料理・グルメ・粗食・少食など「食」を探求するブログ。


- 「人は食べるところのものである」 食の探求 shokuzan.com
HOME LIST WEB VIDEO TWITTER FACEBOOK EMAIL PROFILE 

スポンサード リンク


【食品害】農薬と界面活性剤の話~有害か無害か

スポンサード リンク

f:id:nmomose:20160319215259j:plain


久々に[健康]タグを付ける記事で、こういうタグを作ったことさえ忘れそうになっていた。
いま新聞を賑わせているのが、例の餃子事件。
この報道で、まず最初に感じたことは「そう簡単に中国を悪者扱いしていいものだろうか?」
これがもし、日本のメーカーだったら、どうだったか。


この事件では、有機リン系殺虫剤である「METHAMIDOPHOS」が問題となっている。
この有機リン系殺虫剤は毒性が強いようで、日本では認可されていない農薬となっている。
だが今回は、それとは直接関係ない話。
農薬にも使用されている、界面活性剤の話をしたい。


界面活性剤は、洗剤、練り歯磨き、化粧品、医薬品にも広く使われている。
その他にも、直接に人間の口に入る食品にも。
たとえば、乳化剤などの食品添加物
バター、マーガリン、マヨネーズ、サラダドレッシング、アイスクリームなどに添加される。


ネット上で調べていると、たとえばこういう表現を見かける。
「合成界面活性剤は化粧品や洗剤類全般に入っているので、あからさまに悪いというわけではない」
日本の大企業が製造販売している製品なのだから、まさか有毒なわけはないだろう。
そういう発想だとしたら、ちょっと問題がある。


たとえば、Wikipediaの「界面活性剤」の項の「ヒト・環境に対する影響」と小見出しされた箇所に、こうある。

基本的に市販されている界面活性剤は多量に飲み込んだりしない限り健康に対して特に問題はない。


そんな1行でさらりと書ける根拠はどこに?
どういうデータに基づいているのだろうか。
合成界面活性剤による毒素が体内に吸収されることによる副作用的な要素は、完全に解明されてはいない。
現代では、アトピーなど、原因がよくわかっていない症状がいろいろある。
100年前、200年前には存在しなかったような症状が。


A業界では、ここまでならば安全という基準があるかもしれない。
同様に、B業界でも、ここまでなら安全…。
でも、「無毒+無毒+無毒+無毒+無毒……=有毒」ということが、絶対ないと言い切れるだろうか。
ソフトウエアエンジニアなので、ついこういう考え方をしてしまう。


「塵も積もれば山となる」
私ならば、こう書きたい。
「無毒も積もれば毒となる」(かもしれない)


無添加製品や自然食品の愛好者は、たんに「ヒステリック」なだけなのだろうか。
そう思う人がいたとして、その根拠とするところは?


この手のことを書くと、よく調べもせずに短絡的な考え方をする人が出てくるので、先手を打って書いておく。
界面活性剤をぜんぶまとめて全て「悪者」にすることは、単に「無知」から来ているにすぎない場合があるかもしれない。
だから、「探求」が必要になってくる。
この記事の読者(特に世の主婦方)が、自分にとって十分な情報を得る努力を始められることを願ってやまない。


【参考】


Copyright (C) 2016 Naoya Momose. All Rights Reserved.